2008年4月30日水曜日

日本の春


ひと月ぶりのブログです。

3月下旬日本に帰国し、今月半ばLAに戻ってきました。

桜の開花と重なるように日本に到着、東京ではまだ肌寒い日が多かったものの行く先々で桜を楽しめ、日本の春を満喫して帰って来ました。帰国前LAでは一足先に桜の見頃を終えました。やはり、桜はソメイヨシノ、春の霞のかかったような空の下で見る薄紅色の満開の花の美しさは日本の桜ならでは。LAの桜はというと、青空に向かって元気一杯にピンクの花をつけて咲き、日本の桜の風情は感じられません。桜と称しても全く別物ですね。
東京滞在後、伊豆に行き、その後関西まで足を伸ばしたのですが、伊豆でも桜はまだまだ見頃でした。伊豆は海から吹く風が強く、今回なんともすばらしい花吹雪に遭遇しました。この日お天気はいいものの風が強く、目の前を大量の
桜の花びらがすさまじい勢いの風にのって流され行く様は、
なんとも見事で、こんなすごい花吹雪をみたのは初めてでした。伊豆では桜のみならず、一本の木に赤とピンクと白の花をつける源平桃や「山吹色とはまさにこの色!」と鮮やかな黄色に目を見張る山吹の花などいたるところ花が満開、鶯も鳴き競って、伊豆の春は真っ盛りでした。
 
写真上:伊豆高原 大室山裾野の「さくらの里」
    下:山吹の花が咲く伊豆の雑木林 梢には鶯がたくさん!

関西では、既に桜の見頃は過ぎていましたが、姪と京都に訪ねた折、夜の枝垂桜を観に円山公園に立ち寄りました。まだ十分見頃で、この日はきれいな月が空にかかっており、まさに妖艶という一言に尽きる桜の大木を堪能しました。ひと口に桜といっても実にさまざま、日本の桜の味わい深さに触れた旅となり春を満喫できました。



また今回、訪ねた先々で友人や知人に出会い、そして思いがけない新しい出会いもあり、とても楽しく充実した時間を過ごさせていただきました。皆さんとの再会や出会いを通じて本当に心温まる日本の旅となり、とても感謝しています。



                                  
月夜の下の枝垂れ桜
それと、嬉しいご報告を。先月ブログで書いたツバメの教会の絵本を倉庫の本棚から発見!
思っていたよりずっと小さな絵本で、タイトルは「ツバメの歌」 文とえ レオ・ポリティ とあります。
ドキドキしながらページをめくると、まず 「海のそばの、なだらかな丘のふもとに、カピストラノという、小さな村があります。」と文章が始まります。絵本をめくっていくと教会そのままの風景が・・・思わずやった!と狭い倉庫の中でしばらく飛び跳ねておりました。大切ににアメリカに持ち帰り今部屋の本棚に飾っています。
さて、今回は母をつれてこちらに戻ってきました。成田から9時間の飛行機の旅。LA到着は、午前11時過ぎ。予定通りに到着。この日LAのお天気はよく、時差ボケもふっとぶような明るい太陽と青空。途中車の窓越しから見るLAの風景、椰子の木の街路樹が立ち並ぶ道を走りながら、母からの第一声は、「ニューヨークともシカゴともぜんぜん違うね~」 やっぱりアメリカは広いのです!

この後母と訪ねたLAの春の様子を紹介していきます。