2008年2月12日火曜日

Year of Rat

2月7日は、Chinese New Year ! Year of Rat の到来とのLAタイムズの記事が目に飛び込む。そうだ、今日から鼠年が始まるんだ~と、心の中でつぶやきながらアメリカに住むアジア人であることの自覚が沸いてくる。これは、日本にいるときっと意識にすら上がってこない感覚なのだろう。アメリカでは自分を主張することの大切さをよく耳にするが、中国という国は、ちゃんと自分の国の伝統を守りここアメリカにおいても自国の文化を確立しているんだな~と、今更ながら感心し、声の小さな日本が少し情けなくおもわれてくる。しっかりと声を前に出して、と自分にも言い聞かせながら、恭賀新年、この一年が健やかなる年でありますよう、そして鼠年はわが夫の年でもあり、大いなる飛躍の年となりますように。

一月には、ダウンタウンのNOKIA Theatreで催されたChinese New Year Spectacular というショーを観てきました。中国各地方の伝統舞踊を歌などを織り交ぜながらショー仕立てで披露するもので、今年で4回目、LA公演のあと、サンフランシスコやニューヨークでも公演される新年恒例のものとなっているようです。昨年末、新聞にこの催しに対して中国本土では、新年を祝う神聖な伝統文化を見世物にしているとの批判的な記事が紹介されていたこともあり、一度観てみたいと行ってきました。スポンサーは、アメリカで24時間中国語と、英語でニュースを放送しているNew Tang Dynasty Television。中国は、既に自国のTV局で自分の国のニュースや文化情報をどんどん送り出しています。
今回のショーの進行役は、中国人の女性とアメリカ人の男性のペアーで、中国人が英語で、そしてアメリカ人がマンダリンで中国の文化を紹介しながら演目を説明し、ショーを盛り上げているのも印象的でした。上演については、賛否両論あるのでしょうが、中国は、ここアメリカにおいて、確実に大きく逞しく成長しながら自分たちの文化をしっかり自分たちの手で発信していっているんだなと実感しました。日本もがんばらなくては!!


鼠年到来以降こちらは、ずっと25度を超えるまるで初夏のような天候が続いています。日本は、関西でも雪が降ったというようなここ冬一番の寒さだというのに、こちらは、このまま春を飛び越して夏になってしまうような陽気です。

週末日曜日は、ダウンタウンのStaple Center で50回目のグラミー賞の授賞式が行われました。
今年のRecord of the yearと Song of the year は、Amy Winehouseの "Rehab"が、そしてなんとAlbum of the year には、東京JAZZでもおなじみのHarbie Hancock の"River:TheJoni Letters,"が選ばれました。ジャズのアーティストがこのカテゴリーで受賞するのは、グラミー始まって以来の快挙とのことでハンコック氏の驚きと共に笑顔がなんとも感動的でした。

続いて、24日はいよいよアカデミー賞と、LAはますます暑く、熱く、なりそうです。

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