2009年4月16日木曜日

LAの春は何処?

先月中旬LAを発ち、約3週間ぶりにLAに戻ってきました。こちらは既に初夏の陽気だろうと確信して薄着で戻ってきたものの、LA到着以来はや1週間、ずっとすっきり晴れることのない、そしてコートがいるような肌寒い日が続いています。朝晩はヒーターを入れているような状況で、LAとは思えないような天候に、これまた異常気象なのかしら??と頭をかしげております。

今年も春の帰省となり、東京へは昨年より一週間ほど早く到着、今年は桜の開花が早いという予報で、当たれば東京到着は開花日にどんぴしゃりだったのですが、これも自然のなせる所、思惑通りにはいかず、気温が下がって蕾が開かず、東京での一週間は、足踏み状態、結局桜の開花を待たずに関西へ移動することになってしまいました。

アメリカの知人を案内する目的で訪れた京都では、夜の二条城のライトアップされた桜を観に出かけました。京都造形大学によるものだそうですが、華美なデモンストレーションではなく、桜の美しさを十分に堪能できるもので、彼女達も日本の桜の美しさにうっとりといった様子でした。今回東京で桜を見ることができなかったこともあり、京の桜に感謝感謝!














その後は桜を追っかけるように大阪、
そして最後は伊豆半島へ出かけて行きました。
伊豆の桜は満〜開!春爛漫でぽかぽかと暖かく、まだ肌寒かった日本の春から一足先に抜け出たかのような気分でした。
伊豆の春の海とうぐいすの鳴く里山の桜の風景は今年も最高。春霞の中で見る海はまるでベルベッドのようにあたたかく優しく感じられます。ここ南カルフォルニアと伊豆を比べてみると、海と山に挟まれ、柑橘の宝庫、そしてカルフォルニアのヤシの木に対して伊豆にはソテツと、何かと共通点も多いのですが、海や空をはじめ自然界の色は全く異なる別世界、特に春はそれが顕著に感じられます。LAの家の窓からも見渡せる西海岸の海の色はきりりと冴えたブルー、水温は夏になってもさほど上がらずいつも冷たいのだそうです。そして水蒸気を一杯含んだ日本の春の空は霞んで淡く低く、対してLAの空は青く、ずっと高く感じます。
空気中の水蒸気が少なく乾燥しているせいでしょうか、LAでは見るものすべて、花の色も草の緑も色彩鮮やかで、花にピンクはあっても、日本の桜の花のような色は存在しません。桜はあれど桜にあらず!です。
日本の春は、すべてがもやの中に包まれているような気配、そして夜またもやの中、春はおぼろ月夜!でした。
今こうして日本からLAにもどってみると、色彩の違いがしみじみと感じられてきます。







  
   伊豆の春の海と里山の桜












さ〜ていつになったら暖かくなるのか、ここLA??

まもなくこちらは紫の桜こと、ジャカランダの季節を迎えます。

ジャカランダの花咲く頃にはきっと明るい太陽が戻ってきていることでしょう!
ジャカランダ開花宣言をお楽しみに!!

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