2009年5月11日月曜日

ちまたでは火災訓練ばやり

先週発生したサンタバーバラでの山火事、その影響かこの週末はずっと空一面グレーの幕がはられたようなすっきりしないお天気でした。
火事と言えば、サイレン鳴り響く真っ赤な消防車に消防士。アメリカの消防車は実にかっこよく、消防士はこちらではFirefighterと勇ましく呼ばれ、まさにヒーロー、子供達のあこがれです。
気象異状のせいで季節外れの山火事が頻繁に発生しているカルフォルニアは、地震もあり他州に勝って消防署の役目は重責かと想像されます。だからというわけでもないのでしょうが、最近ちまたでは火災訓練なるものが頻繁に行われている様子。このところ我が家のコンドミニアムでもずっと火災がらみの点検が続いており、火災報知器のメンテナンスに、新たな警報器の取り付け、そしてその度ごとに鳴り響くパワーアップしたすさまじいサイレンの音。いったいいつになったら終わるのかとかなりうんざりしていたところに今度は Fire Drill なる火災訓練との知らせがあり、先週アメリカで初めての避難訓練なるものを体験しました。今の住まいは高層のコンドミニアムで、3フロアーごとひとまとまりで住人が集合、消防局から送られてきた職員のもと火災時の避難の仕方について細かい指導をうけました。説明のあとは、実際にエレベーターに乗り込み緊急ボタンを使ってのデモンストレーション。始まったのは夜の7時を過ぎてと遅く夫も参加し、その親切丁寧な指導ぶりに二人で感心した次第です。夫のオフィスビルディングでも最近火災訓練があったとのこと、いまここらあたりは火災訓練シーズンなのでしょうか??

そんなところで迎えた週末、またしても遭遇したビバリーヒルズ消防局の消化デモンストレーション。
目下、五月下旬のメモリアルホリデーの休みに旅行を計画中で、旅行ガイドなど探しがてら図書館に立ち寄ったところ、ちょうど図書館がある市庁舎の広場で、なにやら人の群れ、子供達を連れた親達が大勢その場に向かっている様子で、近づいて見ると消防車に多くの消防士、そして広場の真ん中にはおんぼろ中古車。今からまさになにか始まりそうな気配です。
消防署のイベント??と夫と首を傾げていると、そばにいたおばさんから、「ホットドックがただでもらえるよ!」と一言、その声に押されるようにイベント会場に足を運びました。
まずは大急ぎでホットドックと、飲み物をもらって、見物に参上。  レトロな消防車も登場
ちょうど目の前を消防士がロープを使ってするすると降りてくるところ、














そして、その向こうでは、中古車にガソリンがかけられました!あっと言う間に燃え上がる炎、消化活動開始です!ものの数秒であえなく炎は消され、もくもくと黒い煙がのぼったそのあとには黒こげになった無惨な姿の車が姿を現しました。まるで映画のワンシーンを観ているようなLAの町らしい消火デモンストレーションにおもわず拍手。
大人も子供もみんな粗品にもらった赤いヘルメットをかぶり、なんだか遊園地にきたかのような気分で会場を後にしました。

















        
                     Firefightersは子供達の人気の的
                     デモンストレーションの
あとでは、多くの子供達に囲まれて記念撮影


                   
                                

                     

0 件のコメント: