2009年5月19日火曜日

小さなインドへの旅

Potluck Party

4月から再びスタートしたインド料理のSpring Session、5回のクラスもあっという間、先週で終了となりました。今期で3回目となるこのクラス、春という事もあるのでしょうか、今期は参加者が倍増、20数名の大所帯となりました。そして今回もまたみんで作って食べてわいわいと楽しいクラスでした。リピーターのメンバー達とはすっかりうちとけ、私も既にインド料理常連チームに仲間入りです。今月はじめには、そんなリピーターのメンバー、Stacy のかけ声で今月の初め彼女の家でインド料理のポットラックパーティが催されることになりました。Stacy の家は、我が家から大通りを一本隔てた閑静な住宅地Cheviot Hills にあり、なんとも目と鼻の先のご近所さんでした。
パーティーが始まったのは夜の7時。私は夫とともに肉じゃがにちらし寿司、そしてレフトオーバーの赤ワインでワインゼリーのデザートを付け加えて持参しました。アメリカ人もインド人もとにかくジャガイモが大好きなので、日本のジャガイモ料理の定番とまず肉じゃがに決定。インド料理のエッセンスとして、肉の毒消しにもなるターメリック、そして料理に向くインドの黒砂糖、jaggery を使って作ってみました。到着してStacy 一家に挨拶するや、まずは会場のキッチンへ。みんなの持参した手作りの料理が並べられていきます。隣接するダイニングには、テーブルがいくつも用意されまるでレストランのよう、さすがは広いアメリカンホームならではです。みんな挨拶もそこそこにレシピを紹介しあって食事の前から既盛り上がっています。さ〜てお待ちかね、ワインとビールで乾杯のあといよいよ食事開始!
料理はどれも抜群においしく、さすがは料理教室のメンバー主催のポットラックパーティーと大満足。食事のあと、大きくなったお腹をぽんぽんとた くと、それをすかさず見ていたNoorani 先生から大きな笑い声が飛んできました。    
                          見よ!christianのこのお
腹!!      





           
                             Noorani先生と
Daytrip to Little India


クラスが終了となったこの週末の日曜日、Noorani先生の引率のもとクラスの数人と待ちに待ったLittle India へ小旅行にでかけていきました。先生の車に乗せてもらうことになり、最近パキスタンからアメリカに移住してきた妹さんも同行、3人でlittle india へ向けて出発です。little india と呼ばれるArtesiaの町へは高速に入って30分ほどの距離、休日なので渋滞もなく快適なドライブです。高速のインターを出るとすぐ、pioneer boulevard につながりすぐに通りに面してインド食材店をはじめ衣料品や家庭用品などインド商品を扱う様々なショップがみえてきます。
昼前にみんなと集合、
まずは、インドのデザート菓子やスナックの専門店、SAFATI FARSAN MARTで軽く腹ごしらえ。

レシピにずらりと並ぶメニュー、目を通すものの味の見当はつかずですが、今回は大船に乗った心持ち。
Noorani の采配でいろんなデザート菓子やスナックがテーブルの前に登場。説明を受けながらみんなで試食会です。
殊にプリのメニューの多さに驚きました。プリは、チャパティーを小さくした丸パンを油で揚げたようなものなのですが、中に色んな種類の詰め物があって味も様々です。
スナックの一品に、日本のあられのようなものが登場、日本のあられはお米で作りますが、インドは、basan と呼ばれるひよこ豆の粉が材料です。中には豆やスパイスが混じり、インド特有の風味です。そのままスナックにしてもよし、サラダに混ぜてもよしで便利とさっそく買って帰り今サラダのシーズニング代わりに重宝しています。豆が原料なのでタンパク質も補えておすすめです。
その他インドのとてつもなく甘〜いお菓子からスパイシーなものまで、店内のガラスケースにずらり!その種類の多さにびっくりです。
ケースのひとつには丸や四角、菱形に涙のしずく型と実に様々な形と華やかな色の甘いお菓子がずらりと並びます。なんだか日本の和菓子の原型をみるような思いでした。形は様々ですが、材料はどれもひよこ豆と砂糖からできたあんこで作られるようです。
また別ののケースには油で揚げたお菓子が並びます。日本の揚げせんべいやかりんとうに似たものもから細長い紐状のものをとぐろ巻きにした形のものなどこれまた様々。いくつか味見をさせてもらったところでこちらのケースのものはどれもスパシー、かりんとうとおぼしきものも想像とはかけ離れた味付けでした。日本ならきっと醤油味となる事でしょうが、何種類ものスパイスが混じり合った不可思議な味です。
しかし味は違えど、姿、形はなんだか懐かしくどこか日本の伝統菓子と繋がっている気がしてきます。ふと日本で習っていたインド料理研究家のミタ先生の言った忘れられない言葉が浮かんできました。日本に来て30年という先生ですが、今まで日本で驚いたものはひとつもないとおっしゃるのです。なぜなら「すべてインドにありますよ」とのことでした。
もしかしたら??和菓子のルーツはここに並ぶ様々なインドのお菓子なのかも?なんだかそんな気がしてきました。

少しお腹が一杯になったところで、

インドミュージックのお店や、インドの洋服屋さん、そして先生の弟さんが経営する素敵なジュエリーショップなどをはしごです。

CDショップでは、インドのマントラと、今年Slumdog Millionaire でアカデミー賞を受賞した
A.R.Rahman の ”Jai Ho ”が入ったコレクション版を買いました。CD3枚入りでなんと10ドルほど。更嬉しいことには、CDは頼めばすべて開封して視聴させてくれます!

洋服屋は女性達が夢中で試着、、、おかげてあれこれ見て楽しませてもらいました。


そしてクライマックスはなんといってもインド食材店。
豆やスパイス、調味料などなどみんなでNoorani を囲んで大騒ぎの食材めぐり。
LAのインドのお店は、インドの喧噪とはかけ離れどこも整然としているのですが、やはり食材店の中はひしめくインド人で一杯!ちょっとしたでインド的カオスを楽しめました。

一仕事終えたところで、早めのディナーは南インド料理の名物ドーサの専門店 Udupi Palace へ。
ここのドーサはロサンゼルス一とか、、、確かに今まで食べたドーサの中で見事一番のおいしさでした!

そしてしめはアメリカ人が喜ぶアイスクリーム!食べる前からみんな大はしゃぎでモールの中にある人気店、The Safron Spot を目指します。
インドならではのクルフィーやグアバ、サフラン味などなど種類も多くユニークな品揃えでここでもみんなで一通り味見。
私には少々甘すぎるのですが、みんなはアイスクリーム片手に幸せそう〜、微笑ましい光景でした。

そんな小さなインドへの一日旅は、お天気にも恵まれ、子供のの頃の遠足の様にわくわくと楽しいものでした。

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