2009年6月3日水曜日

華麗なる Wat Thai Temple

6月になりました。今月からいよいよ「Balance of Life」始動、まずは、週一回のヨガのクラスからスタートです。クラスを通じて人々との出会いを大切に、自己研鑽の場としてしっかり取り組んで行きたいと思っています。
週末5月最後となった日曜日、そんな私のクラスを支援してくれる友人と、North Hollywood にあるWat Thai Temple へと出かけて行きました。
朝のヨガでしっかりお腹を減らせた私たち、高速を降りてほどなく到着したそのエキゾチックなお寺の外観に歓声を上げながらも、まずは野外のフードコートへ一目散。おなじみのパッタイなどガラスケースに並んだお惣菜をいくつか選んで、なんとか間に合ったランチにとりあえずほっと一息です。既にランチタイムは過ぎ、食事をするのは私たちだけでしたが、ちょうどすぐそばのホールから太鼓や鈴の音が聞こえ、なんとも生演奏を聞きながらのHappy Hourとなりました。

ここLAは実に多彩で多様なエスニックの宝庫、Wat Thai Temple もまた前回訪ねた台湾のHsi Lai Temle と同様、そんなLAを彩る代表的なアジア寺院のひとつです。寺院内に足を踏み入れるともうそこはタイランド!
お寺の入口には色鮮やかな衣装の巨大な2体の守護神が構えています。そこで写真を撮ろうとすると、太陽のようなオレンジ色の衣を身に着けた若いお坊さんが、二人を入れて採ってあげましょうと声をかけてくれました。カメラを手渡そうとすると、直接渡してはいけないらしく、いったんカメラを置くように指示され、そのあとで手にされました。お坊さんに写真を撮りましょうと、声をかけられたのも初めてでしたが、この行為もまた新鮮でした。
その後少しお坊さんと話をし、タイでは兵役のように若い頃に一度お寺に修行に出るのだそうで、そのあとまた世間に戻ることも自由だというようなことをうかがいました。
お寺の中には正面の奥に金色に輝く美しい仏像が鎮座しています。
タイ特有のスレンダーな仏像で、顔の表情はやさしく眺めているだけで心がなごみます。
仏像のすぐ前まで近づいていくと、お賽銭を入れる真鍮の丸い入れ物がいくつも並んでいるのが目にとまりました。どこの入れればいいのかな??と思っていると、それを察したかのように近くにいた信者らしき男性が、賽銭箱は曜日順に並んでいて、生まれた曜日に入れるのだと親切に教えてくれました。そして(慌てることなかれ!)、私たちのように何曜日に生まれたか知らない人の為にも最後にひとつちゃんと用意されていました。
ご親切なその方、日本とタイは「仏派は違っても同じ仏教徒」などと言いながら、今度は隣に座っていらっしゃる小さな緑色の仏像についても教えてくださいます。名はエメラルド仏、そしてタイには全身エメラルドでできた仏像があるのだと誇らしげにおっしゃられます。とても特別な仏様のようです。エメラルド仏に願い事をして叶ったら、お礼に卵をお供えにもってくるのがならわしだそうで、この仏像の後ろにもたくさんの卵があるそうです。そういえば、ランチの一品はきれいな黄色の半身のゆで卵が入った料理だったこと
を思い出しました。おもわず「今日ランチにここで卵を食べました!」と言うと、隣に座っていた友人は、そんなこと言っちゃぁ〜(まずいかも?)と苦笑い、私の方では食べたからきっとご利益あるんじゃない?なんて調子なのですが、、。ご本人の耳には届かなかったとみえ、つづいて黄色い蝋燭と3本の長いお線香が手渡され、蝋燭に火をつけて手を合わせたあと、お線香を外の香炉にたてにいきました。
エアメラルド仏と思いがけない出会いでした。

「タイの人は笑顔が美しい!」以前一度タイに行って以来の印象です。そしてここWat Thai Templもまた素敵な笑顔にあふれていました。

お寺の中では別の先輩格のお坊さんがお寺や仏像の説明をしてくださいました。
以前日本に行ったことがあるとのことで、日本語も上手に話されます。そして来月はまた東京荒川区にあるタイのお寺に行き、3ヶ月間日本語を勉強するのだとお話でした。
お話のあと、ぜひ3ヶ月後に日本語が話どれだけ上達したか話をしに来てください。とこれまたとびっきりの笑顔で言われました。

はーい!!必ず来ます! できれば1ダースの卵を持って。

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