2008年6月3日火曜日

Topanga State Park, Eagle Point

六月に入ってまだこの寒さ! LAはこのところずっと涼しく、20度を下回るような気候が続いています。ニューヨークやシカゴより気温が低いほどで朝晩は冷え込み寒いくらいです。日本では、五月に季節外れの台風が到来したとのことですが、ここアメリカでも中西部の相次ぐ竜巻や先月の中国四川州での大地震といい、春から悲惨な天災が相次ぎ、世の中不安感ばかりが募るかのようです。


Topanga State Park

この週末も、涼しい二日間でしたが、日曜日は久しぶり終日晴れて気持ちい一日となり、いつも家から眺めているサンタモニカマウンティンのトパンガ州立公園へハイキングに行ってみることにしました。サンタモニカブルバードの北にあるサンセットブルバード沿いの道から山の方へ向かい、車で30~40分ほどで到着します。この日お天気がいいせいか、駐車場はトレイルに出かける人たちでにぎわっていました。自転車を車に積んでやってきている家族連れも多く、バイクでのトレイルも人気のようです。いくつかのコースがあり、今回はまず片道1時間ほどでいける眺めのいい「Eagle Rockトレイル」に出かけてみることにしました。

トパンガでのトレイルは、6月あたりまで春の花々が楽しめるとのことなので、今回そろそろ見納めと出かけて行きました。

スタートと同時に傾斜のある道が始まり直に汗ばんできます。呼吸を整えて本腰を入れて再スタート。
少しずつペースがつかめ、すれ違う人たちと声を掛け合いながら上がっていきます。一見もうピークは過ぎたかに見えた花たちですが登っていくにつれて上の方では元気な花々が迎えてくれます。しばらく行くと山と反対側にPacific Ocean が広がります。山と海その両方を味わえるカルフォルニアならではの
すばらしい景観です。

先の方に、とがった岩山が見えてきました。少しずつ着実に近づき予定通り一時間ほどでEagle Point に到着です。

大きな岩盤が目の前一杯に広がります。Eagle Rock の名前は、イーグルが羽を広げて空を飛ぶ姿を背中から見た形に由来しています。












Eagle Point
岩肌は滑らないので、スニーカーでも難なく岩の頂上まで登りきることができました。頂上から眺める360度のパノラマ風景は爽快です。岩の反対側は影ができて居心地のいい場所となっていました。既に先着あり。そこはなんと洞窟になっていて、数人のグループが本を広げてなにやら勉強会のようなものを行っていました。今度は朝早くここに瞑想に来ようと心に決めました。


帰りはなだらかな下り道。余裕綽々で鼻歌交じり。行きとは見る風景がこうも違うのかと驚きます。しばらく行くと、白馬に乗ってやってくるの女性二人とすれちがいました。あまりに素敵なので声をかけて写真を撮らせてもらいました。その優雅な白馬の一頭は、なんと「みそスープ」という名前なのだそうです。「へぇ~っ!」とおもしろい話の展開となりました。山を下りながら頭の中をしばらく MISO SOUP がリフレイン、、段々といい名前に思えてきました。

コースを半ば降りきったあたりで次は小さな緑の蛇を発見! 
しばらく見ていましたが動かないので、死んでいるのかと思った矢先、スルスル~~!!一瞬にして草むらの中へ。そのあまりに優雅な動きに目を奪われしばらく固まってしまいました。「白馬のみそスープ」と「緑の蛇」、今回のトパンガでの予期せぬ出会いでした。

海辺のシーフードレストラン Gladstone
帰り、Pasific Palisade という町のコースト沿いにある、「Graystone 」というシーフードレストランで食事をしました。

海に面した屋外のテーブルで食事を取ることもできます。古くからある人気店で今回初めて訪ねましたが、席は満席状態で大賑わいでした。食事と雰囲気、どちらも楽しめてオススメです。そして食事のあと残ったものを持ち帰りに金銀のフォイルをたっぷり使って色んな動物の形にして包んでくれます。初めてのことで嬉しい驚きでした。私たちのテーブルのウェイターは、白鳥(アヒルだと言ったらスワンだと言い返されました!)とカニを作ってくれました。他の席では熟練のウェーターが、ターキーなど豪華な作品に仕上げたりしています。
楽しいひと時を過ごせることうけあいです。

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